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Channel: QLife社長山内善行ブログ「Qオリティ・オブ・Life」 »経済
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黒づくめリクルートスーツも、意外といいもんだ

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国道246号線のある個所で、このところ朝の歩道が黒スーツ姿の女子で埋まります。三菱東京UFJ銀行の大きな施設があり、これが研修施設なのでしょう、新卒入社したばかりの初々しい皆さんが続々と吸い込まれていきます。

全員が黒づくめなので、光景としては異様です。スーツだけでなく、コートまでも色が統一されています。ベージュ系。デザインは違うのでたぶん会社規則ではなく、あくまで社員側の自主規制なのでしょう。

「会社が命令せずとも、社員全員の服装が揃う」というのはさすがニッポンという感じです。ブラックレインだったか、黒づくめの服をズラリ揃えることで異様感を表現していたシーンがありましたが、「海外の人から見れば、違和感を覚えるだろうなあ」と思います。

さらには、「アパレル業界のプロモーションに踊らされている姿」にも見えるでしょう。時期が過ぎれば使えなくなるのに、無駄な出費をして、と。バレンタインや恵方巻きと同じで業界が仕掛けた風習だ、と。

確かに昔は「絶対クロじゃなきゃいけない」わけではなかったと思います。

でも、良い面もありますね。「お金があっても無くても、必ず購入しなければならないモノ」が時々あるのは、社会全体の経済においても、生活者の購買経験においても、良いことです。「消費者心理」で経済は動きますが、心理と関係なく動くお金も必要です。

今後、大学入学時期がバラバラになり就活時期もバラバラになると、「周りに揃えなきゃ」ニーズが無くなるので、「黒いリクルートスーツ」は急速に過去の風物詩となるでしょうね。代わりのブームを作らないといけません!

リクルート画像


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